生息実態調査

一斉観察2012

牛窓周辺海域のスナメリの生息実態をさらに浮き彫りにすべく、集中一斉観察を実施します!
2012年度はセスナ機を利用した上空からの観察も可能になりました。
ボートによる海上観察と陸上の複数ポイントからの観察も同時に行い、陸海空、多方面からの集中観察を実施。
これまでの観察データとあわせて牛窓のスナメリの生息実態をさらに浮き彫りにしていけるのではないかと期待が高まっています。

集中一斉観察にはよりたくさんの熟練ウォッチャーの目が必要となりますので、興味のある方はぜひボランティア登録をして調査に参加してください。

集中一斉観察は【平成24年度スマスイ自然環境保全助成】の助成事業です。

研究のタイトル 牛窓周辺海域におけるスナメリの航空機を使った生息実態調査
期間 平成24年6月より平成25年3月末
目的 スナメリは、瀬戸内海に暮らす唯一の鯨類です。沿岸を生息域とするため、古くから私たちの生活のそばで頻繁に目撃されていました。しかし、現在では目撃することが極端に減り、周辺住民や漁業関係者からも同様の話をよく聞きます。Kasuya et al. (2002, Raffles Bulltine of Zoology, Supplement 10)は、船舶を用いた目視調査で、ここ30年の間に瀬戸内海全域でスナメリの生息数が減少し、特に東部海域では1/10程度にも減少していることを示唆しています。主たる原因として人間活動による生息環境の悪化が考えられています。
このような中、岡山県南東部、牛窓周辺海域では、近年でもスナメリの目撃情報が多数あります。目撃情報が多数ある牛窓周辺海域は、スナメリにとって生息しやすい環境が残されている可能性があります。そこで、本研究では、従来より行っている陸上定点観察や目撃情報の収集に加え、航空機を利用した上空からの観察を行うことで、生息地利用の実態を明らかにしていくことを目的とします。

セスナ機 船
定点目視観察

見守る会では、牛窓周辺海域に生息するスナメリの生息実態を調査するため『調査5カ年計画』を立案しています。
複数年にわたり、定期的な観察や目撃情報の収集を行うことで生息実態に少しでも近づきたいと考えています。

定点観察 定点観察
定点目視観察

何らかの理由で死んでしまい、砂浜などに打ち上げられた亡骸からも大変貴重なデータが得られます。
見守る会ではデッドストランディングの情報や個体の回収も行っており、回収した亡骸は瀬戸内海東部海域全体の調査を行っている須磨水族園に引き取ってもらっています。
スナメリは水産資源保護法の適用を受けています。打ち上げられた個体については水産庁への報告を行わなければなりません。また,骨格標本などを制作し所有する場合には申請を提出し許可を得なければなりません。
須磨水族園では亡骸の胃の内容物を調べたり、DNAの鑑定を行うことで系群の解明に繋げる調査を行っています。見守る会では2008年の活動開始以来、生まれたての赤ちゃんを含め16体の遺体を回収しています。

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デッドストランディング デッドストランディング
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